ためになるお口の情報

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短い周期での歯科検診をお勧めする患者様について

お口や体の健康状態によって定期検診を受ける周期は異なります。
次のような方は短い周期での検診をお勧めいたします。


1 重度の歯周病の方

重度の歯周病に罹患された患者さまは再発もしやすく、またブラッシングが困難な部位が残りやすくなっています。
また、体の抵抗力(免疫力)に左右されやすく、お疲れになったりストレスが加わると一気に再発するリスクが高まります
歯科衛生士が患者さま一人一人の病状について的確な定期検診の期間を提示しますので、お仕事やおうちの事情でなかなかお時間が取れない場合でも、できるだけ調整して来院いただくのが良いと思います。

2 ムシ歯のリスクが高い方

歯の質がもともと弱かったり唾液が少ないなどが理由でムシ歯が出来やすい患者さま。
特に唾液の量はムシ歯に直結します。加齢によるものや薬の副作用によるもの(高血圧症、睡眠導入薬など)、シェーグレン症候群などの特殊疾患の影響などにより唾液の分泌が減少すると、通常の食生活をしていても、あっという間にムシ歯になってしまいます。
期間を短く設定して検査時にしっかり管理、見つかったら最小限の状態で早期治療につなげることが大切です。

3 歯石が付きやすい方

歯石は、歯周病菌が唾液成分のリンやカルシウムを取り込んで、歯の表面に固着したもの。一度付着すると歯ブラシでは除去できません。
この歯石を前線基地にして、歯周病菌はますます活動を活発化します。唾液の性状は一人一人異なっており、歯石の付きやすい人=歯周病の悪化につながりやすいといわれています。年齢や体質にもよりますが、定期検診のスパンは短めの方がよいでしょう。

4 糖尿病患者の方

糖尿病の患者さまは体の抵抗力が低下気味で、歯周病の進行がしやすいといわれています。
また歯肉が腫れやすく、そのたびに歯を支えている骨が溶けてしまうので腫れる前にポケット内の歯周病菌を除去する必要があります。
糖尿病と歯周病の関係は密接で、歯周病の治療を進めると糖尿病の数値が改善することが知られており、糖尿病の管理のためにも歯科定期検診をお勧めします。

5 タバコを吸われる方

タバコは歯周病の大敵です。歯周病になりやすく、治りにくい上にすぐに再発します。
また歯ぐきからの出血や腫れなどに気づきにくくなるため、重症化してから気が付かれることも多く、歯が犠牲になる確率が非常にたかいです。
禁煙していただくのがまずは第一ですが、禁煙してもタバコの影響は一年以上続くといわれているため、短いスパンでの定期検診は欠かせません。

 

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