ためになるお口の情報

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マスク生活とおさらば!でも前歯が・・・後編

長く続いた新型コロナ感染症。ようやく5月8日から「5類」扱いになり、マスクの使用が個人の判断になりました。最近来院される患者さまも、この話題で盛り上がる事があるのですが、「今まではマスクで目立たなかったけど、やっぱり前歯の色が・・・」という方が増えています。

 

前歯をキレイに見せるにはいくつかの方法があります。

大きく分けると①表面磨き②ホワイトニング③被せ物の3種に分類されます。

歯は二重構造になっており内部は「象牙質」、表面は「エナメル質」でできています。「エナメル質」は比較的透明度が高いため、歯の色は「象牙質」の色が決定付けている場合がほとんどです。よって、歯の表面についた

茶しぶやタバコのヤニなど、細かい沈着物の場合は①で対応できますが、「象牙質」の色が暗い場合は①では対応できません。

 

②のホワイトニング以外の方法で歯の色をキレイにする方法は③被せ物がベーシックです。

 

ご存知のように③はA)保険の被せ物とB)自費の被せ物に分けられます。

A)は歯のまわりを被せ物が入れられる厚み分だけ削り飛ばして作ります。

弱点は、①虫歯がなくても大きく歯を削る必要がある。②白い部分がプラスチックなので、時間が経つと黒ずんでくる。またプラスチックの表面に傷が入り、プラーク(細菌群)が付着しやすくなる。③自費の被せ物に比較して適合が良くない。④保険で使用可能な接着剤がイマイチなので、時間が立つと漏れ出してその部分からまたムシ歯が発生する。

 

一方B)は、①歯を削る量が最小限で済む。②白い部分がセラミック(陶材)なので変色は一才なく表面はツルツルのまま。③適合が良く、プラーク(細菌群)が付きにくい。④溶け出さない良質な接着剤が使用出来るので、溶け出さず、歯の寿命を伸ばす事が出来る。弱点は治療費が高い、という事でしょうか。

一見同じような見た目ですが、やはり自費の被せ物には価格差以上の価値があると断言できます。実際、厚生労働省も「保険の被せ物は2年持てば良し」と言っているくらいですから、押して知るべし。

 

「前歯をキレイにしたいけど、神経がとってあってホワイトニングは無理みたい・・・」

気になることがあれば、いつでも、なんでもスタッフに聞いてみてくださいね。患者さまにベストな治療法をご提案致します。

 

マスクを外してもキレイな前歯で、素敵な笑顔を!

(→「前編 ホワイトニング」もご参考に)

 

 

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