ためになるお口の情報
子供が転んで前歯を打った!
小さいお子様がおられるご家庭では転んだ、ぶつけたは日常茶飯事。場合によっては顔を強打することもありますよね。
まずは体調変化、その後で前歯の周囲を確認をしてみましょう。
- ぐったりしていないか?
- 打った部位周囲にアザ、出血はないか?
- 前歯の周囲に出血はないか?
- 前歯の形、位置は変わっていないか?
- 前歯がぐらついていないか?
- 前歯が無くなっていないか?
→①体調がすぐれない場合は、速やかにお近くの小児科病院へ。
頭部を強打している場合があります。
→②打った部位の傷が深く、出血が多い場合はお近くの一般外科を受診。
→③お口の中で出血がある場合は1)口唇 2)歯肉 3)歯の周辺
どの部位なのか確認。出血が自然に止まるか1時間くらい様子を見ます。傷が大きい場合は出血が止まってもかかりつけの歯医者さんに診てもらう方が無難です。
転倒したときに切れた粘膜からバイ菌が入って感染症を起こす場合があるからです。
→④歯の形が変わっている場合は歯が欠けてしまっていることが多いです。
角が欠けたくらいなら問題はありませんが、子どもの歯は薄いので欠け方によっては神経が露出してしまい、強い痛み、歯肉の腫れが出る場合があります。
速やかにかかりつけの歯医者さんを受診してください。
また、歯の位置が変わっている場合は歯が「脱臼」している場合があります。
元の位置に戻すことが可能な場合もありますのでかかりつけの歯医者さんを受診してください。
→⑤前歯のぐらつきに関しては、年齢によって対処が異なります。
生え変わりの時期であれば問題は少ないですが、萌出直後であれば固定などを行う必要があります。
→⑥打った部位の歯がなくなっている場合は、できるだけ周囲を探してみてください。
運よく見つかった場合は、適当な容器に「牛乳」を入れ、その中に歯を漬けてすぐに歯医者さんを受診してください。
途中で折れている場合は戻すことはできませんが、歯根ごと抜けている場合は元に戻せる可能性があります。
子育てはいろいろトラブルが発生しがちです。
お口のことで不安なこと、気になったことがあれば、まずはかかりつけの歯医者さんに相談してみましょう!