ためになるお口の情報

歯医者さんに通われている方なら「プラーク」という言葉は、聞かれたことがあると思います。簡単に言えばお口の中で悪さをする菌（1種類ではありません）が集まったもののことを指すのですが、このプラークは「バイオフィルム」の一形態とされています。で、この「バイオフィルム」、厄介なことにプラーク（細菌群）がバリアをまとっている状態を示しています。悪玉菌の要塞基地、と言っても良いでしょう。

これはお家のシンクにたまるベタベタしたヘドロ状の固着物と同じようなものです。非常に強固で、最新の薬剤でもこの要塞基地を破壊するのは非常に困難です。

これはもうただひたすらに、物理的に除去するのみ！

つまりブラッシング（歯磨き）が重要だということです。どうしてもうまく歯ブラシがかけられないところや、苦手な場所は人それぞれ。こういった箇所は我々歯科医師や歯科衛生士が入念に除去させて頂く。メンテナンス（定期検診）の意義とはここにあるのです。

皆さんもひどくなる前に「バイオフィルム」を除去して、健康なお口を維持していきましょう！