ためになるお口の情報
ためになるお口の情報
歯肉(歯茎)からの出血
“リンゴをかじると血が出ませんか?”
リンゴでなくても歯磨き時に出血する方はおられるかもしれません
なぜ歯肉から出血するのでしょうか?
これは歯周病の初期段階、「歯肉炎」の初期症状です。 よっぽど硬い歯ブラシで歯肉に傷をつけない限りは、 一般的には出血はしません。
つまり、出血がある時点であなたのお口は「病気に罹っている」 といえるのです。「歯ブラシをかけると出血するから、 その部分は怖くて磨けない」とおっしゃる患者さまがおられます。 しかし、これは全くの逆効果、 病状をどんどん悪化させてしまいます。
なぜならば歯周病を悪化させる原因菌の代表格「Pg菌」 は人間の(血)が大好きで、 ドラキュラ菌というあだ名が付いているほど。 つまり自分たちの栄養分(エサ) を増加させるために毒素を出して歯肉から出血させている、 ということなのです。
毒素を減らすのはブラッシングを徹底して、 菌群(プラーク)をできるだけ少なくすること。 そうすれば毒素が減り、出血が減り、 菌が繁殖できず健康な歯肉が戻ってくる、ということです。